本を読み終えたあと、何も変わらなかった話

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本を読み終えた夜、
ページを閉じたあとに、
少しだけ気持ちが軽くなることがある。

いい言葉に触れた感覚。
考え方が、少し整った気がする瞬間。

でも、
数日が経つと、
仕事の進め方も、
生活のリズムも、
驚くほど変わっていない。

そのことに気づいたとき、
胸の奥に、
小さな違和感が残った。


なぜ、この記事を書こうと思ったのか

僕は、
ビジネス書を読むのが習慣になっている。

前向きになりたくて。
考え方を整理したくて。
何かを変えるヒントが欲しくて。

読み終えた直後は、
たしかに気持ちが上向く。

それなのに、
現実はほとんど動かない。

そのたびに、
こんな独り言が浮かんでいた。

「読んだのに、何も変わらないのは、
自分がちゃんと理解できていないからだろうか」

その問いが、
しばらく頭から離れなかった。


一冊の本を読んだあとに残った感覚

そんな時期に手に取っていたのが、
反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」草薙龍瞬 (著)
だった。

この本の内容を
説明しようとは思っていない。

ただ、
読み終えたあと、
ある感覚だけが残った。

それは、
「すぐに何かを変えなくてもいいのかもしれない」
という、
少し拍子抜けするような感触だった。


僕なりに考えたこと

これまでの僕は、
学びに対して
結果を急ぎすぎていた気がする。

読む。
納得する。
何かを変える。

この流れが成立しないと、
学びとして失敗したように感じていた。

でも、
この本を読んだあと、
ふと立ち止まった。

もしかすると、
学びの役割は
行動を増やすことではなく、
反応の仕方を見直すこと

なのかもしれない、と。

これは、
本にそう書いてあった、という話ではない。

読み終えたあとに、
僕の中に残った、
ごく個人的な受け取り方だ。


何も変わらなかった、という事実

正直に言うと、
この本を読んだあとも、
生活はほとんど変わっていない。

仕事の忙しさも、
日々の判断も、
大きくは同じだ。

それでも、
「何も変わらなかった」という事実を、
以前ほど否定的に見なくなった。

変わらなかったのではなく、
変えようとして
空回りしなかっただけ

なのかもしれない。

そんなふうに、
少しだけ見方が変わった。


過去の経験と重ねてみる

振り返ると、
すぐに役立たなかった言葉が、
あとから効いてきた経験は、
何度もある。

当時は理解できなかった考え方が、
別の場面で、
静かに腑に落ちたこと。

学びは、
即効性のある答えではなく、
時間をかけて
姿を変えるものなのかもしれない。


少しだけ、変わったこと

それ以来、
本を読み終えたあとに、
無理に変わろうとするのをやめた。

代わりに、
引っかかった感覚を、
そのまま抱えたままにしている。

生活が劇的に変わった、
とは言えない。

でも、
「変わらない自分」を
急いで責めることは、
確実に減った。

それだけで、
一日の終わりの感触は
少し違ってきた。


この先にありそうな未来

これからも、
本を読んで、
何も変わらない夜は
きっとある。

それでも、
反応の速度や、
考え直す間合いが
ほんの少し変わるだけで、
見える景色は違ってくる気がしている。

変化は、
目に見えないところから
始まるのかもしれない。


しばらく考え続けてみよう

本を読んで、
何も変わらなかったとしても、
それは間違いではない。

その違和感や、
拍子抜けした感覚の中に、
考え続ける余地は残っている。

答えを急がず、
評価も決めず、
しばらく考え続けてみよう。


(本文中紹介書籍:反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」草薙龍瞬 (著)


補足として。
この本を、
少し時間を空けて
読み返したくなったとき。

静かに向き合う選択肢として、
楽天での購入もあります。



今日を軽く、心地よく。