考えれば考えるほど、輪郭がぼやけていく
仕事の手を止めた夜。
ふと、これからのことを考え始めると、
頭の中が少しざわつくことがあります。
方向性を決めたほうがいいのか。
長期の計画を描いたほうがいいのか。
そう思って、
キャリア論や働き方の記事をいくつか読む。
けれど、読み終えたあとに残るのは、
安心よりも、むしろ不安でした。
「自分は、まだ決めきれていない」
その事実だけが、静かに浮かび上がってくる。
この記事を書くに至った理由
この感覚を、
最近よく味わっています。
自由に働けている。
時間の使い方も、ある程度は自分で選べる。
それでも、
将来の保証がはっきりしているわけではない。
考えようと思えば、
いくらでも考えられてしまう立場だからこそ、
思考が空回りする瞬間が増えてきました。
「決めきれない自分はダメなのか」
そんな独り言が、
頭のどこかに居座るようになって、
この文章を書くことにしました。
答えを出すためではなく、
今の思考を、一度言葉にしてみたかったからです。
働き方について考え続けて、気づいたこと
これまで、
働き方については、何度も考えてきました。
会社員だった頃。
独立を考え始めた頃。
今の働き方を選んだとき。
そのたびに、
「これでいいのか」と自分に問いかけてきた気がします。
ただ、最近気づいたのは、
考えている時間そのものが、
少し疲れを生んでいたということでした。
考えること自体は、嫌いではありません。
むしろ、好きなほうだと思います。
でも、
答えを出す前提で考え続けると、
思考はだんだん重くなる。
そんな感覚がありました。
距離を取る、という選択
あるとき、
意識的に、キャリアについて考える時間を減らしました。
情報を集めるのも、
判断を下すのも、
少し後回しにする。
何かを決めるためではなく、
今の自分との距離を測るために。
すると、不思議なことに、
焦りが少しだけ和らいできました。
何かが解決したわけではありません。
状況が好転したわけでもない。
ただ、
「決めなくてもいい時間」があるだけで、
呼吸が深くなった気がしました。
過去の自分と、今の自分
振り返ると、
以前の僕は、
常に前に進もうとしていました。
立ち止まることは、
停滞や後退のように感じていた。
だから、
迷っている自分を、
どこかで否定していたのだと思います。
でも今は、
少し見え方が変わっています。
立ち止まっている時間も、
思考がぐるぐるしている時間も、
そのままの形で存在していい。
そう考えるようになりました。
キャリア思考が空回りするとき
キャリアについて考えるほど、
答えが遠ざかる感覚。
それは、
考え方が間違っているからではなく、
考えすぎているだけなのかもしれません。
情報が多いほど、
選択肢も増える。
選択肢が増えるほど、
決断は難しくなる。
そんな当たり前の構造に、
改めて気づかされました。
この先に、ありそうな未来
これから先、
劇的に何かが変わる予感は、
正直ありません。
相変わらず、
迷う日もあると思います。
決めきれない瞬間も、きっとある。
それでも、
以前よりも、
その状態を受け止められる気がしています。
急がなくてもいい。
今は、このペースでいい。
そう思える時間が、
少しずつ増えていけば、
それで十分なのかもしれません。
まだ途中のままで
この記事を書きながらも、
答えは出ていません。
これからどうするかも、
はっきりとは決まっていない。
でも、
決めきれない自分を、
以前ほど責めなくなりました。
このままでも、
もしかすると、
大丈夫なのかもしれない。
そんな余韻を残しながら、
今日はここで、筆を止めます。
もし、
同じような感覚を抱えているなら、
今夜は、少しだけ肩の力を抜いてみてもいいのかもしれません。
答えは、
急がなくても、
遠ざかったままでも。
それもまた、
今の自分なのだと思います。



